結婚式でのお父様のモーニング…ワイシャツの襟、正解は?
ウイングカラー(立ち襟)でもレギュラーカラー(普通の襟)でもどちらも正解!!なのでひとまずご安心ください。
どちらの襟でも、ブロード素材の白無地がマナーです。袖口はダブルカフスがベストですがシングルカフスでもOK。プリーツやフリルなどの装飾のあるものは避けます。
結婚式でのモーニングに合わせるワイシャツ、どちらが人気?
ウイングカラー(立ち襟)は、より慶事らしさ、パーティーに合う華やかさが出てカッコよく見えます。お父様が選ばなくてもお連れ様や新郎新婦様が勧めることもあり、当店ではウイングカラーの方が人気は高いです。
ウイングカラーシャツは、首の後ろ部分にヒモが付いているものも。ヒモがある場合はそのヒモにネクタイを通して使います。
ちなみに、お父様のモーニングコートの着こなし全般はこちらの記事へ。ナイトウエディングでの衣裳についても書いてありますよ(^-^)
モーニングに合わせるワイシャツの慶弔別マナー
- 慶事:ウイングカラーまたはレギュラーカラー・ダブルカフスまたはシングルカフス
- 弔事:レギュラーカラー・シングルカフス
ちなみに、ベストは慶事では黒の共布(白の半襟付のものも)・シルバー・グレー・ベージュなどが選べますが、弔事では黒の共布(白の半襟は付けない)一択。カフスボタンも慶事では白のパールや白蝶貝ですが、弔事には黒いもの、靴下は慶事では白黒の縦縞または黒の無地ですが、弔事では黒の無地のみなど、モーニングコートの着こなしにも違いがあります。
慶事の場合、ウイングカラーとレギュラーカラーどちらでもマナー的に問題はなく、格の差などもありません。
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番外編…叙勲で招待された方のワイシャツ事情は?
叙勲ではご年配の方が多いこともあり、レギュラーカラーが多く選ばれています。式典ではレギュラーカラーシャツ、記念写真の撮影ではウイングカラーシャツと使い分ける方も。
この記事は2024年1月の記事ですが、ワイシャツの襟は慶事ではどちらでもマナー的には問題はなく、単なる流行の問題なので、将来的に式典でウイングカラーが主流になる可能性もあります。
ちなみに、叙勲ではないですが、2024年4月24日に春の園遊会の模様がニュースで流れていましたが、天皇陛下はモーニングに白のレギュラーカラーのワイシャツを合わされていましたよ。招待された方はレギュラーカラー、ウイングカラーどちらもいらっしゃいました。
結婚式や叙勲、園遊会などの服装で主流なものを知るためには、インターネットやSNSで画像検索して確認するのもテです。(なるべく新しいものを参考にしてくださいね) 私はこの記事を書くにあたって、Instagramでタグ検索をして、うちのお客様以外の方々の実際の結婚式や叙勲でのモーニングコートの着こなしも確認しました(^-^)
接客をしていると、最新のデザインでお洒落にキメたいお父様、セレモニーなのでと基本のオーソドックスなデザインを選ぶお父様…いろんな方がいらっしゃいます。ワイシャツについても、どちらを選ばれてもどちらも正解。安心して新郎新婦様の門出をお祝いしてくださいね。
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