結論から言うと…昔はレンタルの留袖も、着用される方の家紋を聞いて、シールで貼り付けるのが主流でしたが、現在ではレンタルの留袖は、家紋は気にせずそのまま着用されることが圧倒的に多いです。
留袖の家紋の数は?
既婚女性の最も格の高い正礼装である黒留袖は、五つ紋となります。正礼装としても準礼装としても着られる色留袖は、五つ紋のものも三つ紋のものも一つ紋のものもありますが、一般的なのは三つ紋です。


誂える場合、留袖の家紋はどういったものを選ぶ?
黒留袖の場合、結婚前に仕立てるなら実家の紋になりますし、結納時に誂えてもらうなら旦那さんの家の紋になります。女紋という、祖母から母、娘へと受け継がれる紋を使用する場合もあります。
レンタル店での家紋はどうなっている?
レンタル店の留袖は、基本的に通紋を入れてあります。
通紋は、「つうもん」または「とおしもん」と読み、誰でも使用できる紋です。五三の桐や蔦、揚羽蝶などが一般的です。博多の通りもんじゃないですよ( ´艸`)
レンタル店では、家紋シールを貼るのが主流の時代もありましたが、家紋付近の布が傷んでしまうため、現在は、家紋の貼り付けをやっていないお店も多くあります。ショップでなく知人から留袖を借りる場合もあるかもしれませんが、そういう場合も家紋は知人の家紋での出席となりますし、留袖の紋は必ずご自分の紋でなければいけないというわけではありません。
とはいえ、家紋を付け替える必要のある方のために、別料金で家紋シールを用意できる店舗もあります。必要な場合は店舗に確認してみましょう。
当店でもご要望があればオプションで家紋シールの貼り付けを承っておりますが、ここ5年は家紋シールのご要望を一度もいただいていません。実際には、家紋を気にせず柄重視で選ぶ方がほとんどです。


レンタルでは家紋にこだわらず柄重視で選ばれる方が多いです。好みの柄で似合うものを自由に探してみてくださいね (^-^)