新郎新婦の両親の衣裳の主流は?
結婚式での新郎新婦のご両親の衣裳、お母様は黒留袖が根強く人気ですが、お父様はモーニングコートが主流です。和洋折衷ですね。というのも、新婦がウエディングドレスを着て父親とバージンロードを歩く、というのが一般的なので、新婦のお父様は新郎新婦に合わせて洋装を選ぶことがほとんどだからです。
とはいえ、近頃人気のセレモニー、母親が挙式直前に新婦のベールをおろす『ベールダウン』では、新婦はウエディングドレスですが新婦のお母様は黒留袖という場合がかなり多いです。
結婚式での父親の衣裳、和装の正礼装は?
お母様の正礼装は黒留袖とマザードレス、お父様の正礼装にもモーニングや近頃正礼装扱いされているタキシードの他にもう一つ、黒紋付紋付袴があります。モーニングに比べると選ぶ方は多くはないですが、こちらもれっきとした正礼装。モーニングと格は同等です。
紋付袴、教会式での新婦のお父様の着用はほとんどありませんが、新郎のお父様が選ばれることもありますし、神前式など和風の結婚式で映えます。
ちなみに、お父様の洋装の正礼装については下記ページの項目12.「日本では夜の結婚式でもモーニングを着るの?」で詳しく解説していますので、ご興味がある方はぜひ。

結婚式での父親衣裳を選ぶうえでのマナーは?
結婚式では両家、また、新郎新婦と両親の格を揃えることが重要になります。一方が洋装でもう一方が和装というのはマナー的には問題ありませんが、一方が正礼装でもう一方が略礼装だとチグハグということになります。
基本的には、新郎新婦が正礼装の場合は両親も正礼装、新郎新婦が略礼装の場合は両親も略礼装を選ぶのがマナーです。(新郎新婦の要望や健康面などの事情、両家の方針などで正礼装と略礼装が混ざることもありますが、両家で話し合われ納得されている場合は問題ありません)
結婚式にふさわしい羽織袴は?
男性の和装の正礼装は家紋が五つの黒紋付羽織袴、略礼装は家紋が五つまたは三つ、一つの色紋付羽織袴となります。新郎が正礼装の場合は父親も正礼装。新郎が和装で正礼装を着用する場合は新郎、お父様どちらも黒紋付羽織袴を着用することになります。衣裳は被りますが、格式高いきちんとしたご家族という印象になり素敵ですよ。

羽織袴の足元は?
慶事では羽織袴に鼻緒が白無地の雪駄を合わせるのがマナーです。レンタルの場合、セットに含まれていない場合も多いので注意してくださいね。

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結婚式でのお父様の衣裳も新郎新婦の衣裳同様、そんなに着る機会の多いものではありません。お父様と新郎新婦、ご家族の好みに合う、素敵な衣裳を見つけてくださいね。